こんにちは(^-^)

最近はずっと不安定なお天気が続き、今日の名古屋も今にも雨が降り出しそうな微妙な気配です。

雨で暑さが和らいでいるのは嬉しいですね(´ー`)

 

☆☆チョット健康豆知識☆☆

不安になった腸

不安な気持ちと胃腸は大きく関連しているそうです。

緊張しているとき、胃のあたりがどうなるか。学校で大切なテストがある日の朝、トイレに駆け込んだことがないだろうか?職場でプレゼンテーションをするとき、気分が悪くなったり、吐き気を覚えたりしたことは?言葉にも不安とおなかに関係が反映されていて、少し緊張すると「胃のあたりがモゾモゾする」、恐怖を感じると「胃がすくむ」などと言う。

2018年、ジリヤード・ラックらが不安障害と腸の生理学的な関連を調べる研究を行ったそうです。主な対象は腸内ペプチド。ペプチドとは、シグナル伝達分子として腸と脳のあいだで情報を運ぶ働きをもつ短鎖アミノ酸のことです。腸内では腸内分泌細胞と呼ばれる特殊な細胞が、ペプチドをはじめとした二十種以上のシグナル伝達分子をつくりだす。どのシグナル伝達分子がつくられるかを決めるのは、腸内細菌の仕事だ。マウスの腸内細菌を操作しながら、腸と脳に生じるペプチドの種類の変化を記録したラックのチームは、腸内細菌叢の移り変わりにともなって生じる不安症状の変動を追跡することに成功した。

腸内細菌叢の様子が変わることによって、特に影響を受ける脳の場所は扁桃体と呼ばれている。脳の深い場所にあって、あなたが不安になるとうまく働かなくなる。実際、腸内細菌叢と扁桃体の発達のあいだにはとても密な関連があるようで、不安を減らすためには、扁桃体の活性を安定させるように腸内細菌叢に働きかければいいと主張する研究者もいるようです。

無菌マウス(完全に無菌なので腸内細菌もいない)は正常な腸内細菌叢をもつマウスよりも扁桃体が大きくなることが、研究を通じて知られている。大きいだけでなく異常に活発で、不健康なほどに働き続ける。扁桃体が大きくて活発なのは、決して喜ばしい状態ではない。人間の場合、扁桃体が活発になりすぎると、感情のコントロールが難しくなる。脳がずっと警報を鳴らしているような状態になるのだ。腸内細菌が欠けると扁桃体の大きさと働きが変わるという事実は、腸内細菌叢が脳の健康にも重要な役割を果たしてるいることの強力な証拠だと言える。

2004年、無菌マウスでは、ストレスに対して視床下部-下垂体-副腎軸(HPA軸)が過剰に反応する事実を、須藤信行を中心とした研究チームが発見したそうです。ところがたった一種類の細菌叢をマウスの腸に移植するだけで、過剰反応がなくなったのである。腸内にいるたくさんの細菌叢のうちのたった一種類でストレスに対してよりよく反応できるようになるのだ!

最近、人間を対象に行われた調査でも、同じような結果が得られた。2018年に、全般性不安障害患者の細菌叢は健常者のそれと比べて、細菌の数という点でも種類の点でも明らかに少ないことがわかった。具体的には、短鎖脂肪酸を生成する細菌が乏しい一方で”悪玉菌”が異常に増えていた。これもまた、腸の健康が脳の健康を左右する証拠の一つだとみなせる。

この研究の成果で興味深いのは、食事療法を用いない単純な不安症治療では、患者の腸内細菌に変化が現れないことがわかった点だ。つまり、腸は脳の活動に大いに影響するのに、その逆は真ではないということだ。抗不安薬や心理セラピーで精神の症状を取り除いても、乱れた腸内バランスが自然と改善するわけではない。問題を根っこから取り除くには、意図的に腸内の細菌にも働きかけなければならないそうです。

食事の内容を見直し腸内環境を整えたら、過剰に起こる精神的不安を和らげる効果がありそうですね(о´∀`о)

 

さてさて、サロンの壁に飾るマスキングテープアートを、夏仕様に貼り直しました(╹◡╹)

夏といえば花火ですよね☆

ちぎり絵が有名な山下清が描いた「諏訪湖の花火」を模写してみました(^_^*)

夜空に光るのはもちろん、湖の水面にキラキラ映る花火も綺麗ですね〜(*´ω`*)